1. 大阪府内に勤める医師の年収事情とその理由

大阪府内に勤める医師の年収事情とその理由

大阪府の医師の年収は800万円から900万円

医師や医療に関する地域差を語るときに外せない話題と言えば、『医師が受け取る年収』ではないでしょうか。
医師不足の現状も地域偏在に起因すると言われていますが、それと同時に、同じ医師という職業であっても地域によって収入の格差があることは否めません。

転職を検討している医師や就職先を考える医師にとって、この収入という部分に一切焦点を当てず、働く医療施設及び地域を決定することはできないのではないでしょうか。

大阪府は非常に大きな都市であり巨大な大学病院等も多く存在している地域です。
一般的な見方であれば、大阪のような地域で働く医師は多くの収入を得ているというイメージが先行しがちですが、しかし実態はそうとも言い切れません。

医師は1,000万円を超える年収を受け取るのが当たり前の職業と言われる中、府内の医師は800万円から900万円が相場となっています。
全国平均から200万円から300万円低いのが現状であり、この結果を意外に感じる人も多いでしょう。
全国的に見れば、もちろんこの金額は下から数えた方が早く、都道府県の中でもっとも収入額の低い地域と言っても過言ではありません。

大阪の医師の収入が平均よりも低い理由

収入に地域差があることには、もちろん原因があります。
そもそも医師に関して言えば、都市部は収入が低い傾向にあるのです。
実際に、日本の首都である東京も1年で受け取れる収入は平均で1,000万円を下回っており、こちらもやはり下から数えた方が早い状況。

大阪が低い理由と同じで、大学病院などが多く存在していることがその原因の一つとなっています。
つまり、研修医の割合が非常に多く、その若い人たちの収入が極端に低いため、平均額を大幅に下げてしまっているのです。

大阪で働く医師の平均年齢は30代半ばと、こちらもかなり低め。
勤続年数も3年から4年と、一定の研修期間を終えたら府外へと転職してしまう医師も少なくありません。
これも収入の平均金額を下げる要因になっているのでしょう。

違った見方をしてみれば、あくまでも若い医師の年収が低いだけであり、研修期間を終えた医師や転職を考える年代の医師にとっては、さほど大きな影響はない、つまり、大阪内での転職にこだわると高い給与は諦めなければならないという訳ではないとも言えます。

実際に府内の医療施設の求人には、相場よりも高い給与額を掲載するところも少なくなく、むしろ数的にはとても多いので、収入アップを狙った転職も十分に可能であることは間違いありません。